2006年11月05日

同窓会。

一昨日は仕事を途中で抜けて大学の合同クラス会なるものに参加してきた。
とはいえ、別に同期がいる訳でもなく、
どちらかと言えばお年を召された方の懐古サロンの色彩が濃厚なのだけど、
会社の(問題ある?の人ではない)上司が幹事をやってる都合、人数合わせのために駆り出された、というのが正直なところ。

大学の最寄りの駅を降りて、通い慣れた道を歩いているつもりでも、まちの風景はすっかり変わってしまって、
脇道に入る場所を間違えてぐるっと遠回り。
気がつくとブルーベリーとミントの匂いの入り交じった某菓子工場の脇に出て、また山手線のガードへ振り回される。
南北に細い道が何本もあるのに、東西を結ぶ道は阿弥陀籤のようになっていて、
さながら迷路になっているこの街を、かつてはよく同級生の彼女と一緒に散歩した。
見知らぬ場所に出たり、猫と遭遇したり、時折教授に出くわして気まずかったり。
まるでレトロなロールプレイングゲームのようで、ただ歩くこと、それだけで楽しい時代があった。
学生の頃、課題とバイトに追われていたとはいえ、いまから思えば、時間が腐るほどあったみたいだ。
いまでは目的地に如何に最短でたどり着くかばかりを考え、少しでもロスをすれば苛々(>_<)。我ながらセコいなあと思ったりする。

・・・人生なんてアミダクジじゃなかったのかよ。結果より過程だって嘯いていたのは誰だっけ?


その同窓会では、同級生に会えなかったかわりに先輩に捕まり、何故かノリでビリヤード勝負をすることになった。
何年ぶりだろうか。雀荘は時代の流れで大分減ってしまったけど、
もう一つの最寄り駅の古い雑居ビルの上にあったビリヤード屋は、
授業をサボって遊んでた頃から変わらずそこにあって、ポケット台が増えてしまった以外は昔のまま時間が止まっていた。

ゲームや、パズルというものは、どうやら遊びの中に深い人生の処世術みたいなものを教えてくれるらしい。

例えば昔から麻雀が上手い奴は人生も調子がよい。
自分はと言えば、大負けはしないけど、大勝ちもしない中途半端な奴だ。
まあそれでも例外はあって、徹夜のある時間帯だけ、大波乱の場もやってくる。
つまり逆に言えば、普通の生活をしているかぎりは、ツキも脈もない。
それはそれで自分にとっては良い人生なのだ。
徹夜の麻雀が続いている今の状態は、確かに魅力的だけど、上げ下げのきついジェットコースターにずっと乗り続けるのは、体力的にも到底無理なことで、そろそろ着地点を見定める必要があるのかもしれない。

ビリヤードはまた違うことを教えてくれる。
球を打つ行為が場の状況を刻々と変えて行く様は、人間関係の様々な場面を想起させる。
ビリヤードが上手い奴は、人間関係もスマートだ。
自分はといえば、狙った球を外したり、別の球に当たったり。ゲームは、勿論予想通り、ストレート4連敗(>_<)。

負けた分は居酒屋代ということで、20年ちょい前に、生まれて初めてコンパ(!)で酒を飲まされた店に。
全く店構えが変わってオサレな雰囲気になってはいたものの、ジャンクで安いツマミは健在で、思わず懐かしさにほろ酔い気分。

あれから20年たち、振り返れば結局、自分は学生生活の中で何を学んだのか、かなり微妙なのだけど、
この街が教えてくれたことは、無駄にはなっていない気がするなぁ、と単純お気楽に総括して、仕事に戻ったのだった。
posted by drag_on at 23:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

ラーメンから学ぶこと

いろいろネットでもリアルでもお騒がせしておりますが、(>_<)・・・

実のところ、弾け気味なのはプライベートばかりでなく、先週末辺りから仕事に忙殺されてる身だったりもする。
毎日赤羽通いも定着しているというのに、おでんをつまむ暇もなく、速攻会社に戻る毎日。
夜ご飯ぐらいはゆっくり美味しいものをと思うのだけど、勢い速攻で食べ終わるものになるわけで。

でも昨日は久しぶりに豚骨ラーメンが無性に食いたくなり、わざわざ移動途中の駅で降りて食いに行ってしまった。

その店は博多に本店があるのだけど、厳密にいうと博多ラーメンではなくて、ちょっと独特な味。
まあその得体の知れない感じも含め、調味料の怪しさも込みで、美味しいと自分は感じていたりする。

そしてユニークな食べさせ方で有名な店のシステム。厨房の中はもとより、ラーメンを運ぶ店員の姿を見せないという、飲食の常識では考えられない形態と、隣りの席との間の衝立。
「周りに気を取られずにラーメンの味に集中できる」システム、と書いてしまえば分かる人は分かってしまうあの店に入ったのだが・・・。

数か月ぶりに入ったその店は、一時の盛況振りも落ちついて、並ばずに直ぐに入れてラッキー。

そしていつものように、紙に注文を書き、「麺はカタメでヨロシク。」いつもの店員さんの長いセリフを聞き流すと、程なくしてラーメン登場。

では、イタダキマス。

ん?

ていうか、不味くない?


明らかに緩い麺と、薄いスープ。そしてダメ押しのぬるさ。

ここで普通ならキレるべきなんだろうけど、文句を言う元気すらない僕は、そっと席を立った。

いや、決して悪い店ではないし、たまたま失敗作だったのかもしれない。
でも、他の店にはない「味への自信」が一つの売りであったのに、それを裏切られた思いは殊更強いのだ。

人気店とモテハヤサレた驕り。客の表情が見えない中で煮詰まり、次第に低下するサービス。

まあ他人事ではありませんな。自分の業界とて、そして自分自身とて同じこと。


最近そんなこんなで、あれこれ考えさせられることが多いのだけど、
サービス業の究極の目的は「空間」と「時間」と「気分」を売ることにあると思う。
そう、水商売ならぬ「空気」商売。
人間ってのは、一日の限られた時間を如何によい「空気」の中で充実して過ごせるかってことが大切で、
これは多分、対人関係の基本的なお約束ごとでもある気がする。

如何によい「空気」を相手と共有出来るか。
それが自然と維持できる人間になるには、まだまだ自分は修行が足りないのかもしれない。
と、あれこれ考えつつ、仕事に勤しむ毎日なのだ。
posted by drag_on at 00:24| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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