2007年08月14日

掘り出し物

070812_1934~01.jpg実家から、長らく納戸に眠っていたキーボードを運びだした。
コルグのDW-8000というやつで、アナログシンセからデジタルシンセへ移行する過渡期の代物だ。

80年代半ば。

当時のオーバーハイムやローランド等のアナログシンセが、ノコギリ波やパルス波、ノイズを削って音を加工していたのに対し、
サイン波を加算して音を作っていくという、デジタルシンセDX-7がヤマハから発売された時期だ。

前者は暖かみのある分厚い音が出る反面、様々な倍音を持つ金属的な音はリングモジュレータ等の組み込みが必要だった。
後者は逆に、金属的で硬質な音を出すのに長けてはいたけど、アナログシンセの暖かみや力強さは今一つな感じだった。

当時の自分が欲しかったのは、ダントツアナログシンセで、オーバーハイムを手にするのが夢だった。
当時はメーカー独特の音というものがあって、オーバーハイムはオーバーハイムの音がしたし、ローランドはローランドの音だった。

敢えて乱暴にカテゴライズすれば、イギリスのニューウェーブ系はローランド、アメリカの骨太系はオーバーハイム、軽いポップス系はヤマハみたいな感じだろうか。
オーバーハイムの音で余りに有名なのが、ヴァン・ヘイレンのジャンプ。ブリブリ切れのよいブラスの音は、他の音源では決して真似の出来ない音なのだ。

あとはソウルやファンク系のベースライン。
気が付くと、今自分がいろいろアナログレコードで集めている曲は圧倒的にオーバーハイムの音が入っている。
昔のジャム&ルイスがプロデュースした曲や、流れを辿るとプリンス、タイム辺りなんかの曲にも使われているっぽい。
音の分厚さと、切れ味の良さは何度聴いても惚れ惚れする。

勿論、当時高校生の自分に手が届くような代物でもなく、代わりにといっては何だけど、手が届いたのが、このキーボード。(笑)
買って程無くして、フェアライト等のサンプラーが登場して、時代は完全なデジタルへと流れていくのだけど、
予めサンプリングされたデジタル音源波形をアナログ方式で加工していくという、
このキーボードの何とも時代の狭間的な仕様がまた、僕のツボを擽るのだ。
オーバーハイムほど切れ味がある訳ではないけど、ブラス系は暖かみがあるし、デジタルっぽい金属的な音も出せる。

指先の怪我以来、ずっとお蔵入りしていたシンセだけど、電源を投入したら、問題なく音がでて、久しぶりに心地よい。
古傷が多少疼いたり、傷跡の部分だけ鍵盤をタッチする感覚が薄かったりで、ちょい苛つくけど、
少し練習を再開しようかと思う今日この頃なのだ。
posted by drag_on at 08:55| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

実家の修繕計画

実家は築27年。実際に住み始めてからは14〜15年ぐらいだろうか。
実態としてはかなり年期の入った住宅だけど、
鉄骨ALCなので、表面上はなんとか持ちこたえている。
ALCの内部側からの劣化は・・・いうまでも無いのだけど。

入居時に外壁の再塗装と内装のクロスの張替え。
7年目に再度外壁の再塗装、金属屋根の再塗装と陸屋根防水のやりかえ。
12年目に水廻り(バスルーム)の改装とクロスから塗り壁への変更。

定期的に補修費用をきちんと捻出する親には、全く頭が上がらないけど、
それが本来、家と接する正しい姿なのではないかなと思ったりもする。

最近は、ほぼ問題はないのだけど、
前回の金属屋根の塗装から7年以上経過したのと、
長らく我慢してきた甘い断熱への不満が、
このところの猛暑で爆発したため、
急遽金属屋根に、断熱塗料を施工する計画が持ち上がった。

断熱塗料が脚光を浴びてきたのは、ここ数年のことで、
実は自分自身が設計する建物ではまだ使ったことがない。(笑)
でも最近実例も増えてきたし、性能も間違いなさそうなので、
実家でちょっと実験してみる価値はありそうだ。

つづく。
posted by drag_on at 11:11| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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